会社を高く売るために、売る前から何をしておけばいいですか?

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  • 公開日2026年10月13日
会社を高く売るために、売る前から何をしておけばいいですか?
短い答え野﨑が答えます

まずは株価の決まり方を知ったうえで、利益が見えるように整え、公私混同をなくし、伸ばせる売上を伸ばしておくことです。理想は譲渡の10年前、遅くとも5〜7年前から準備を始めると、取れる手が増えます。必ず上がるわけではありませんが、評価されやすい状態に近づけられます。

  • 削れるコストは、譲渡の前に適正にしておく
  • 社長個人の費用や貸付けを整理し、外から分かりやすい会社にする
  • 会社を良くする取り組みは、売らない場合にも意味がある

まず、株価がどう決まるかを知る

中小企業の値段は、「時価純資産+営業権」で考えることが多くあります。営業権は、実態の利益(おおむね営業利益)の何年分か。業種によって2年だったり5年だったり幅がありますが、教科書的には3年分くらいとされます。

つまり、利益を増やすと営業権が増え、内部留保が積み上がると純資産も増える。これが、売る前の準備の基本になります。

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削れるコストは、先に適正にしておく

たとえば年2,000万円削れるコストがあれば、利益が2,000万円増えます。営業権を3年分とみるなら、6,000万円の差です。これを残したまま売ると、買い手は買ったあとに自分で削れるので、そのぶん安く買えることになります。

※数字は考え方を説明するための例です。実際の価格は、会社の中身と買い手との交渉によって決まります。

野﨑繁裕
野﨑の視点M&Aスタジオ代表・中小企業診断士

交際接待費に年2,000万円ほど使っていた社長がいました。売上につながっている分もありますが、その会社なら600万円くらいで十分でした。譲渡の前の3年ほどを適正な水準に抑えて、きちんとした営業利益を出し、納得のいく価格で譲渡されました。

※個別のケースです。どの会社でも同じ結果になるわけではありません。

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公私混同をなくし、分かりやすい会社にする

オーナー企業では、社長と会社が一体になっていることがよくあります。社長個人の費用が入っていたり、社長への貸付けがあったりすると、買い手は判断しにくくなります。

野﨑繁裕
野﨑の視点M&Aスタジオ代表・中小企業診断士

上場企業ほどではなくても、できるだけパブリックな状態に会社をしておけば、譲渡はしやすくなります。買い手の立場で考えると、個人的なものが混ざっている会社は譲り受けにくいんです。

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伸ばせる売上は、伸ばしておく

売り方や見せ方に伸ばす余地があるなら、譲渡の前に伸ばしておくことも選択肢です。M&Aスタジオでは、Webマーケティングで売上を伸ばすお手伝いもしています。

Q&A売る前にWebマーケティングで売上を伸ばすと、譲渡価格は変わりますか?

いつから始めればいいか

理想

譲渡の10年前から

数字を整え、会社の仕組みを作る時間がたっぷり取れます。

遅くとも

5〜7年前から

譲渡のときは過去数年分の数字が見られます。その期間を整えておけます。

いつでも

まず相場を知る

今の値段を知ると、何を伸ばせばいいかが見えてきます。

こうした取り組みは、売るためだけのものではありません。利益が見える、分かりやすい会社にしておくことは、売らない場合にも経営の力になります。

※株価の算定には、資産の評価や税金の扱いなども関わります。具体的な評価は、アドバイザーや税理士などの専門家と確認しながら進めてください。

Q&A会社の評価額を下げてしまうのは、どんなことですか?Q&A決算に脱税やグレーな部分があります。売る前にどうすればいいですか?GUIDE会社の価値はどう決まる?|株価の決まり方と、売る前から企業価値を高めるためにできること

FIRST STEP

売るか決めていなくても、
会社の今の価値を確かめられます

値段だけ知りたい、という段階でも構いません。今の価値を知ったうえで、売る・売らない・伸ばしてから考える、どれを選ぶかは社長の自由です。初回のご相談は無償です。

野﨑繁裕

WRITER

野﨑 繁裕

株式会社M&Aスタジオ 代表取締役CEO/中小企業診断士

滋賀銀行に2003年入行。法人融資を経て2014年から本部でM&Aアドバイザリーに従事し、2015年からの日本M&Aセンターへの出向を含む8年間で49件のM&A成約に関与。2022年よりM&Aスタジオ代表。著書『M&Aはアドバイザー選びが9割!』。YouTube「M&A STUDIO」でM&Aの実情を発信中。代表メッセージを読む

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