M&Aマッチングサイトだけで買い手を探しても大丈夫ですか?
マッチングサイトが担うのは、仲介の仕事のうち「買い手を探す」部分だけです。相手が見つかったあとのトップ面談や契約、買収監査の調整には、人の手が要ります。規模が小さく、フルパッケージの手数料が重い会社には向く一方、会社全体を売るなら、情報がどこまで広がるか、交渉や契約を誰が支えるかまで考えて選びましょう。
- サイトが代わりに担うのは、買い手探しの部分
- 見つかったあとは、売り手と買い手それぞれに専門家がつく形が多い
- 向き・不向きは、会社の規模と社長の考え方で変わる
仲介の仕事を分けてみると
| 工程 | 中身 | マッチングサイト |
|---|---|---|
| 情報の整理 | 中身会社の価値の算定、会社紹介の資料づくり | マッチングサイト簡単な情報を登録する形が多い |
| 買い手探し | 中身候補を挙げ、当たっていく | マッチングサイトここを担う |
| 引き合わせと調整 | 中身トップ面談、買収監査の立ち会いなど | マッチングサイト— |
| 契約 | 中身基本合意から最終契約、決済まで | マッチングサイト— |
整理すると、仲介の仕事は、情報を整理する、マッチングする、調整する、契約をまとめる、という流れです。マッチングサイトは、このうちマッチングの部分だけを担っています。だから、マッチングサイトがあるからといって、仲介の価値がなくなるということはないと思います。
動画で見るM&Aマッチングサイトの台頭から見るM&A仲介の価値【教えて野﨑さん】
▶ 0:44 から再生されます相手が見つかったあとは、人が支える
サイトで相手が見つかったあとは、売り手と買い手にそれぞれ専門家がついてやり取りする、という形が多いと思います。やはり人と人とのやり取りを入れないと、商談はなかなかまとまりません。
自分で交渉したいという社長もいます。そういう方は、私のような人間をバックアドバイザー(後ろから助言する役)につけて、ご自身で交渉していただいてもいいと思っています。
動画で見るM&Aマッチングサイトの台頭から見るM&A仲介の価値【教えて野﨑さん】
▶ 3:05 から再生されます向いている会社、慎重に考えたい会社
| 向いていることが多い | 慎重に考えたい |
|---|---|
| 規模が小さく、フルパッケージの手数料が重い | 慎重に考えたい会社全体を売る。情報が広く知られるのが心配 |
| 事業の一部だけを切り出して売る | 慎重に考えたい交渉や契約を、自分だけで進めるのは不安 |
| 自分で交渉したい。専門家は必要なところだけ頼みたい | 慎重に考えたい業種が狭く、社名を伏せても特定されやすい |
数年前は、最低報酬2,000万円以下の案件は受けたくない、というアドバイザーも多かったんです。だから、規模の小さい会社の譲渡は手が回らなかった。マッチングの部分のコストを下げて、そういう会社にも対応できるようにしよう、という発想でマッチングサイトはできていると思います。
一方で、大事な会社を譲渡するのだから、できればフルパッケージで頼みたい、という経営者のニーズは根強いと思います。
動画で見るM&Aマッチングサイトの台頭から見るM&A仲介の価値【教えて野﨑さん】
▶ 7:47 から再生されます※2023年の動画での説明をもとにしています。手数料の水準や各社の条件は変わることがあるため、最新の条件を書面で確認してください。
どちらも正解。決め手は社長の考え方
全部が正解だと思っています。パッケージ型は、1か所に頼めば全部が完結するので楽なんです。60歳を超えたら、細かく分けて自分でやるより、任せたほうがいい、と考える社長も多いですね。
ただ、その報酬が本当にその会社にとって適切かどうかは、専門家が見ないと分かりません。迷ったら、一度相談していただければと思います。
動画で見るM&Aマッチングサイトの台頭から見るM&A仲介の価値【教えて野﨑さん】
▶ 9:22 から再生されますADVISOR SELECTION
売ると決めていなくても、
相談先を一緒に整理できます
社長のお考えと会社の状況をうかがったうえで、比べて選べる状態をつくるお手伝いをします。今のアドバイザーとの進め方に不安がある場合のセカンドオピニオンにも対応しています。ご相談は無償です。
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