会社を売るベストなタイミングは、いつですか?

  • カテゴリ解説記事
  • 公開日2026年10月13日
会社を売るベストなタイミングは、いつですか?
短い答え野﨑が答えます

誰にとっても同じ正解はありません。目安は、社長が引退したい時期と、会社の業績が良い時期が重なるときです。相談から引き継ぎまで5年ほどかかることもあるので、引退したい時期から逆算しておくと安心です。

  • 業績が良いときのほうが、会社は高く評価されやすい
  • 成約まで1〜3年、引き継ぎに1〜2年ほどかかることが多い
  • 会社の価値を高めてから売るなら、7〜10年前から準備しておきたい

業績が良いときと、引退したいときが重なるのが目安

会社の価値は、業績が良いときのほうが高くつきやすくなります。ただ、事業が伸びている最中の若い社長が、売る気になれないのは自然なことです。逆に、引退を考える年齢になったころには、業績が下り坂になっていることもあります。

だからこそ、引退したい時期と業績の良い時期が重なるときが、いちばん納得のいく判断をしやすいタイミングだと考えています。

野﨑繁裕
野﨑の視点M&Aスタジオ代表・中小企業診断士

いつが適切かは、経営者それぞれのライフプランによって違うので、一概には言えません。ただ、引退したいタイミングと業績がいいタイミングがオーバーラップしている時期は、譲渡のタイミングとしていちばん良いのではないかと思います。

動画で見る会社を売るベストタイミングはいつなのか?【教えて野﨑さん】

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引退したい時期から逆算する

「売りたい」と思ってすぐに売れるわけではありません。アドバイザーと契約してから成約まで、早くて1年、長ければ2〜3年。成約後も1〜2年ほど引き継ぎをすることが多く、全体で5年ほどかかることもあります。

引退したい年齢 動き始めたい目安 会社の価値も高めたいなら
65歳 動き始めたい目安60歳ごろ 会社の価値も高めたいなら55〜58歳ごろ
70歳 動き始めたい目安65歳ごろ 会社の価値も高めたいなら60〜63歳ごろ

※目安です。業種や会社の状況、相手探しの進み方によって変わります。

野﨑繁裕
野﨑の視点M&Aスタジオ代表・中小企業診断士

70代になって、考える間もなく動かざるを得ない方もいます。その段階では気力も落ちていて、納得のいく判断がしにくい。遅くとも55歳ぐらいからは準備しておいたほうがいいと思います。売らないとしても、売れる会社にしておくことには意味があります。

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急ぐ必要はないが、準備は早いほど選べる道が増える

早く準備を始めることは、早く売ることとは違います。会社の状態を整え、相談先を比べ、売ったあとの暮らしを考えておく。そうしておけば、いざというときに慌てずに済み、売る・継ぐ・続けるのどれを選ぶにしても、納得して決めやすくなります。

Q&A何歳くらいから、売却の準備を始めればいいですか?Q&A業績が伸びている最中に売る社長は、なぜその判断をしたのですか?Q&A税制が変わる前に、急いで売ったほうがいいですか?GUIDE会社を売るか、売らないか|売り時の考え方と、決める前に整理しておきたいこと

FIRST STEP

売ると決めていなくても、
選択肢を一緒に並べられます

売る、継ぐ、今は売らずに会社を良くする。どれが合うかは、社長の人生の計画と会社の状態によって変わります。まだ何も決めていない段階でも構いません。初回のご相談は無償です。

野﨑繁裕

WRITER

野﨑 繁裕

株式会社M&Aスタジオ 代表取締役CEO/中小企業診断士

滋賀銀行に2003年入行。法人融資を経て2014年から本部でM&Aアドバイザリーに従事し、2015年からの日本M&Aセンターへの出向を含む8年間で49件のM&A成約に関与。2022年よりM&Aスタジオ代表。著書『M&Aはアドバイザー選びが9割!』。YouTube「M&A STUDIO」でM&Aの実情を発信中。代表メッセージを読む

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