トップ面談では、何を準備して、どう振る舞えばいいですか?
トップ面談は、売り手と買い手の社長が初めて直接会う場です。ホテルの会議室などで、2時間ほど行うことが多くなります。準備したいのは、相手の会社の情報を事前に集めること、聞きたいことをアドバイザーと共有しておくこと、好印象を大切にしつつ対等な立場を保つことの3つです。
- 相手の決算書や会社の概要は、事前にアドバイザーに求めて目を通す
- 自分から聞きにくいことは、事前にアドバイザーに伝えて聞いてもらう
- へりくだりすぎず、偉ぶりもせず、こちらも選ぶ立場でフラットに
トップ面談は、どんな場か
買い手が正式に検討を始め、詳しい資料を確かめたあとに、社長どうしが会う日程が組まれます。売り手と買い手が直接話せる機会は何度もないので、M&Aの流れの中でもとても大切な場です。
開会
アドバイザーが司会をして面談を始める。ホテルの会議室などで、コーヒーが出るくらいの雰囲気
売り手の説明
会社の紹介と、譲渡を考えた理由を話す
買い手の説明
譲り受けを考えた理由と、期待する相乗効果を話す
自由に話す
質問や情報交換。全体で2時間ほどが多い
売り手の社長が1人なのに買い手が3人、となると圧迫感を感じてしまうので、人数はだいたい同じくらいが望ましいと思います。候補が複数あれば、2社、3社と面談することもよくありますし、私は最大5社という経験もあります。
動画で見る社長のお見合い!トップ面談成功の秘訣【教えて野﨑さん】
▶ 1:01 から再生されます準備1:相手の会社の情報を集める
トップ面談の直前に相談に来られる方の中には、アドバイザーから相手の社名しか聞いていない、という方もいます。中身がよく分からない相手に会社を譲るのは、怖いことです。
せめて相手の財務諸表や会社の概要は把握しておきましょう。できれば信用調査会社の報告書くらいはそろえていただけると助かります。当日の面談の流れを考えるうえでも、相手の情報は多いに越したことはありません。
動画で見るM&Aのトップ面談で押さえるべき3つのこと【M&Aを漫画で解説】
▶ 2:06 から再生されます準備2:聞きたいことを、アドバイザーと共有する
アドバイザーは、面談がうまく進むように、売り手と買い手それぞれが聞きたいことを事前に確かめ、場の空気を見ながら話を振ります。その場で価格の話をすると雰囲気が悪くなりやすいので、価格の話は避けるよう助言することもあります。
アドバイザーが間にいることで、聞きたい情報が聞けない、ということも起こりえます。だから、これは聞きたい、ということは面談の前にアドバイザーに伝えておくことが大事です。アドバイザーに言われるままではなく、うまく活用する。そういう視点が大切だと思います。
コミュニケーションに自信があれば、事前に得た情報をもとに、社長から的確な質問をしていただくのもいいことです。不安があれば、アドバイザーから聞いてもらう形でも構いません。
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▶ 8:48 から再生されます振る舞い:好印象と、対等な立場
M&Aは交渉ごとです。好感を持った相手の話は受け入れやすくなるので、身だしなみを整える、手土産を持っていくなど、良い印象を持ってもらう心がけは大切です。一方で、気に入られたいあまりにへりくだりすぎるのは禁物です。
私がアドバイザーになって最初のトップ面談のことです。すごくいい雰囲気で終わったと思っていたら、一緒にいたアドバイザーから「今回は売り手さんの腰が少し低すぎましたね」と言われました。結果的に、買い手から強気の条件を申し入れられ、それを飲んで成約しました。
腰は低すぎても、高すぎてもいけない。偉そうにする必要はありませんが、こちらも選ぶんだ、くらいの気持ちで、フラットに臨んでください。
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▶ 4:42 から再生されます面談が終わったあと
面談のあと、アドバイザーがそれぞれの社長に印象を聞き、次の段階へつなぎます。売り手と買い手が面談のあとにそのまま食事に行くと、話が思わぬ方向に進むこともあるので、きちんと区切っておくのが一般的です。
買い手が前向きなら、株価や条件を書いた意向表明書が出てきます。複数の候補から出てくれば、その中から基本合意に進む相手を選ぶことになります。
Q&A買い手の候補はどう選ばれますか?上場企業に売れば安心ですか?Q1日に何社も面談することはありますか?
A3社ほどなら、午前に1社、午後に2社のように、1日でまとめて面談することもあります。比べやすい一方で、社長はかなり疲れるので、無理のない日程をアドバイザーと相談しましょう。
Qトップ面談をせずに決まることはありますか?
A野﨑の経験では、トップ面談なしで決まったケースはありません。インターネットのマッチングで始まった話でも、その後の流れは基本的に同じです。
PROCESS
どの段階からでも、
進め方を一緒に確かめられます
これから相談先を決める段階でも、すでにアドバイザーと話が進んでいる段階でも構いません。会社の状況と目的に合う進め方とアドバイザーを、一緒に整理します。ご相談から選定までの費用はいただきません。
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